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モンゴロイド物語11
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緊急病院では、とにかくきちんと検査をしてもらいたかったので、必死だった。エコ次郎の根性で何が何でもちゃんと見てもらう覚悟だった。最初に話をした看護師さんが、患者の話を聞き、その内容によって赤、黄、緑のカードに振り分けているようだった。その看護師さんは、とても無表情でちょっと怖かったが、GPからの紹介状と朝一の一番目が腫れている写真で納得してくれたようだった。赤のカードは別館へ行く患者さんのみが渡されるようで、黄色と緑色のカードは同じ病棟内だった。黄色のカードを持った人たちが待つ受付を通って別館へ行ったのだが、その受付で待つ患者さんの数がものすごく、凄く待たされるんだろうなぁとゾッとした。赤はどうなのかハラハラしながら別館へ向かいました。
この時、体はすごく怠くてしんどかったが、絶対にきちんと診察してもらいたい、この症状の病名を見つけたいと言う気力だけで動いていた。その思いが強かったのか、しんどい割に英語は流暢に出てきたような気がする。
さて、次回は赤のカードを持って別館へ行くお話です。このシリーズを始めから読む場合はこちらから!
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