前歯物語21−無の心
東京の評判の良い?歯医者さんで治療した2本の前歯両方とも抜く羽目になってしまいました。2007年に治療を受けていたときは、まさかこんな事になるとは夢にも思っていませんでした。痛みさえなく、日常生活に支障がないのなら、歯は出来るだけ削らず、残す方が長い目で見るとベストなのかもしれません。もちろん、定期的に歯のチェックや掃除をしてもらうことはとても大切です。
私は80年代に虫歯の治療をよく受けていました。そのころは、銀歯をよく被せられ、いまだにたくさんの銀歯が口の中に残っています。また当時アマルガムという物質もよく使われており、2本の歯に被せられていました。アマルガムは、銀・スズ・銅・亜鉛、水銀などが含まれる合金です。水銀が高濃度に含まれているらしいのです。またお口の中で劣化し、腐食しやすい傾向があるため、人体に影響を及ぼすおそれがあるということを知り、イギリスに来てから取り除いてもらいました。アマルガムのことは4、5年前に知ったのですが、当時その歯を治療してもらってからしばらくの間頭がボーッとしてしんどい時期が続いたのを覚えています。直接関係しているか分かりませんが、治療してもらうときは、自分の体内に入る物質について詳しく知るべきだと、今深く思います。
時々歯を磨かず寝ることもあるムゥは虫歯がありません。虫歯になりにくい体質なんですね。本当に羨ましいです。今の私に出来ることは残った歯をいかに大切に長持ちさせるかです。80歳になる頃に自分の歯が20本残っているよう頑張ります!
前歯物語、終盤です。あと少しだけ続きます。
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