モンゴロイド物語,  長編シリーズ

モンゴロイド物語18

病院の待合室でお昼のランチパックをもらえた時はびっくりした。中身はサンドウィッチ、オレンジジュース、お水、ゼリー、そしてミニサイズのポテトチップス。特にお腹は空いていなかったけれど、とりあえずサンドウィッチとゼリー、お水をありがたくいただいた。そして血液検査。ランチパックをくれた看護師さんが採血をしたのだが、その量が半端なかった。試験管6本。看護師さんも『今回たくさん血液をとったので、水分をとってください。この量だと、さぞかしいろんなテストをするんでしょうね。』と言っていた。

血液検査の後、すごく疲れた感じがしたのでランチパックの残りを全て食べた。それから1時間以上待った後に診察室に呼ばれた。今回は看護師さんに説明する必要がなく、先生が二人もいた。そして症状を説明した後に質問の嵐。二人はどの病名が当てはまるかを探していたのであろう。その質問に答える間に、電話がたくさんかかってきたり、看護師さんが先生達に質問をしにきたりと、お笑いのコントか?!って言うほど会話が遮られた。コロナの状況で今まで病院に来れなかった患者さん達が一気にきているので、先生達も本当に忙しいのであろう。エコにしてみれば、専門用語もたくさん出てくるし、お互いの英語のなまりもあり聞取りと答えるのに必死だった。遮られる度に、何を話していたかも忘れてしまい、ストレスはマックス。そしてなんとか質問に答え終わった後に、再度血液検査をすると言われ、そんなに難しい病気にかかっているのだろうか?!と不安になった。そして既に体がしんどい状態でまた血液を取ることが憂鬱に思えた。でもしっかり検査してもらわないと・・・。

さて、病名解明まで後少し。ここまで読んでいただきありがとうございます。

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